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ワット・シーサケット : ウィキペディア日本語版
ワット・シーサケット
ワット・シーサケット(Wat Si Saket)は、ラオスビエンチャンにある仏教寺院。建立当時の様式を保っている点でビエンチャン最古である。

== 概要 ==

1551年セーターティラート王による建立と伝えられるビエンチャン最古の寺院である。現在の建物は王国時代の1818年1824年説あり)に建設されたもの。優美な大屋根が特徴のルアンパバーン様式に対し、本堂を取り囲むように広縁風のベランダを持つビエンチャン様式である。ランサーン王国が分裂した18世紀以後、ラオスでは度重なる戦火に見舞われたために貴重な歴史的建造物の多くが破壊されたが、この寺院は建立当時の原形をとどめており価値が高い。1837年ホー族の反乱により収蔵品の多くが略奪された。本堂内には2052体に及ぶ仏像が並び壮観である。また回廊には3420の小さな穴が彫られ、それぞれに2体ずつの仏像が安置される。ほとんどは度重なる戦いによって、眼球として嵌めこまれていた宝石や頭部の装飾用の金細工などが持ち去られている。
ラーンサーン通りに面した3層の建物はホータイ(経蔵)であり、重要な経典などが記された木簡などが保管されている。1824年にはアヌ王と民衆が歴史的価値のあるカバンおよび文献などをホータイに奉献し、これを記念するパレードが執り行われ寺院と王宮の間を3日3晩練り歩いたという。
すぐ南向かいにはワット・ホーパケオがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ワット・シーサケット」の詳細全文を読む



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