翻訳と辞書
Words near each other
・ ワニのワリー
・ ワニア・モンテイロ
・ ワニエソ
・ ワニエ励起子
・ ワニガメ
・ ワニギス亜目
・ ワニグチクリップ
・ ワニグチツノザメ
・ ワニグチツノザメ属
・ ワニゴドン
ワニス
・ ワニチドリ科
・ ワニチドリ科 (Sibley)
・ ワニトカゲギス
・ ワニトカゲギス目
・ ワニドリ
・ ワニナシ
・ ワニノ
・ ワニノコ
・ ワニブックス


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ワニス : ウィキペディア日本語版
ワニス[わにす]
ワニス熟字訓仮漆)、ニスまたはバニッシュバーニッシュ()は、木材などの材料の表面を保護するために用いられる塗料の一種で、透明で硬い上塗り剤である。英語の「Varnish」が日本語に移入される際に「ワニス」と訛り、さらにその語を短縮して「ニス」と呼ばれるようになった。
一般的には乾性油樹脂に鉱物由来の有機溶剤、あるいはテレピン油などの溶剤を混合したものである。ワニスで被覆された表面は光沢を持つことが多い。薄く塗布すると透明になる塗料やそもそも透明性の高い塗料もあるが、顔料を含む塗料とは対照的に透明性が高い。ただし、浸透による被塗装物の透明性の増大を考慮すれば、塗料とワニスの個々の差の方が大きいという観点もあり得る。
塗布したあとに溶剤を蒸発させるか、化学反応等によってワニスは硬化する。油を使ったワニスが乾く速さは油の種類や量などに依存する。また、化学反応を伴う場合は一液性熱・光硬化樹脂を用いることがある。溶剤を蒸発させるタイプと、化学反応を伴うタイプの差は、硬化時の重量変化にも現れる。
== 成分 ==
; 乾性油
: 乾性油の種類は多い。亜麻仁油桐油胡桃油荏の油などが使われる。
; 樹脂
: 天然樹脂としてコハクコーパルロジンなどがワニスに用いられてきた。今日ではアルキド樹脂ポリウレタンなどが最も一般的である。化学反応系にはエポキシ樹脂が主に用いられる。
; 溶剤
: 古くはテレビン油が溶剤として使われていたが、ホワイトスピリットストッダード溶剤などの石油系溶剤が使われるようになっている。
; 硬化剤
: 一液性熱・光硬化の場合には硬化剤が用いられ、主にイミダゾールを成分とする。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ワニス」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.