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ワラジムシ亜目(ワラジムシあもく、Oniscidea)とは、ダンゴムシやワラジムシ、フナムシなどの陸生の甲殻類の分類名である。すべて炭酸カルシウムを含む硬い外骨格を備えており、体節は頭部1節・胸部7節・腹部5節、胸部の7節に1対ずつ計14本の脚を持つ。 陸上で生活するが、乾燥に弱いため、石や木材の下などの湿度の高い場所で見つかる。植物性の腐敗物などを摂食するデトリタス(腐食)食性である。 呼吸は、腹肢の一部にある白体(偽気管)という器官を通じて行う〔八杉龍一ほか編著 『岩波 生物学辞典 第4版』 岩波書店、1996年、1093c「白体」。〕〔石川統ほか編著 『生物学辞典 第1版』 東京化学同人、2010年、1024頁「白体」および1381頁「ワラジムシ」。〕〔布村昇 「ダンゴムシの体を調べよう」『とやまと自然』第13号春の号、1990年、6頁。〕。 捕食者に脅かされた場合、硬い外皮を外側にしてボール状に丸くなる種類もある。ワラジムシ亜目に属するダンゴムシなどの名前はこのような能力に由来する。オカダンゴムシの学名 ''Armadillidium vulgare'' も硬い外皮を外側にして体を丸める哺乳類のアルマジロに由来する。 == 分類 == ワラジムシ亜目はワラジムシ目の下に分類されており、3,000種以上が知られている。ダンゴムシとワラジムシの体長は10 - 15mm、フナムシの体長は30 - 40mm。 * フナムシ科 Ligiidae * ナガワラジムシ科 Trichoniscidae * ヒゲナガワラジムシ科 Olibrinidae * ウミベワラジムシ科 Scypacidae * ヒメワラジムシ科 Philosciidae * ホンワラジムシ科 Oniscidae * ハヤシワラジムシ科(トウヨウワラジムシ科) Trachelipidae * ワラジムシ科 Porcellionidae * コシビロダンゴムシ科 Armadillidae * オカダンゴムシ科 Armadillidiidae * ハマダンゴムシ科 Tylidae 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワラジムシ亜目」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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