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ワルサーMPL
ワルサーMP(ドイツ語:)は、ワルサー社が設計・製造した短機関銃である。長銃身モデルのMPL(Maschinen Pistole Lang:langはドイツ語で「長い」を意味する)と短銃身モデルのMPK(Maschinen Pistole Kurz:kurzはドイツ語で「短い」を意味する)の2種が存在する。 == 概要 == 1950年代末、西ドイツにおける軍および警察の再武装計画に合わせ、ワルサー社では短機関銃の設計に着手した。この新型短機関銃がワルサーMPL/Kとなり、1963年から量産が始まった。 ワルサーMPは軽量かつ高い生産性を誇る短機関銃である。主要部分はプレス成形された薄いスチール板で構成され、銃の右側面に折り畳める銃床は鉄パイプを折り曲げた軽量なものだった。重心を前方に置いたL型ボルトを組み込むことで全長を抑えている。このボルトはブローバック方式で作動し、射撃はオープンボルトの状態から行われる。コッキングハンドルはボルトと連結していないので、射撃中は前進位置に留まったままとなる。安全装置を兼ねた3点式(安全・単発・連発)のセレクターレバーは銃の左右どちらからでも操作することができる。銃身先端の固定ナットを緩めると、銃身をレシーバーから抜き出すことができる。 ドイツ国内では一部の警察機関が採用したほか、諸外国への輸出も行われた。しかし、売上は振るわず、1983年には製造が中止された。最終的な生産数は27,000丁ほどだった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワルサーMPL」の詳細全文を読む
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