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ワルサーカンプピストル : ウィキペディア日本語版 | ワルサーカンプピストル
ワルサー・カンプフピストーレ(Walther Kampfpistole)とは、1930年代にドイツのワルサー社が開発した小型擲弾発射器である。ドイツ語の発音としては「ヴァルター・カンプフピストーレ」が近い。 == 概要 == 当時、ワルサー社は26.6mm信号拳銃を開発していたが、戦場では、銃口に手榴弾を取り付け、即席の擲弾発射器として使用していた。そこでドイツ陸軍は、この信号銃を擲弾発射器に作り変えることを要求。そこでワルサー社は滑腔式の銃身にライフリングを入れ、専用の小型榴弾発射器として開発した。これがカンプフピストーレ(Kampfpistole:戦闘拳銃)である。外見は従来の信号拳銃と変らないが、区別のため銃身左横にZの文字の刻印があり、このためZ(ツェット)ピストーレともいう。 開発当初は信号弾サイズの小型榴弾専用だったが、後に銃口側から差し込む大口径で威力の高い榴弾が使用可能になった。成形炸薬弾タイプも登場、軽装甲を打ち抜くほどの威力を持つようになり、小型の対装甲車両兵器として使われた。しかし、弾頭の大型化で反動が強くなったため、折り畳み可能なストックや照準器を装備した発展型のシュトゥルム・ピストーレも作られた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワルサーカンプピストル」の詳細全文を読む
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