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ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ : ウィキペディア日本語版
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ

ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(, 1170年頃 - 1230年頃)は、ドイツ中高ドイツ語叙情詩の詩人
== 生涯 ==

=== 出自 ===
ヴァルターの本名は記録を探しても見つからない。ただ一つの例外は、旅先でのパッサウ司教ヴォルフガーの勘定書に「Walthero cantori de Vogelweide pro pellicio v solidos longos(フォーゲルヴァイデの歌手ヴァルターへ 毛皮のコート代 5シリング)」と書かれていたことである。彼に関しての主な情報源というと、彼自身の書いた詩と、随所に見られる同時代のミンネゼンガー達からの影響である。hêr(Herr, Sir)という肩書きから、彼が高貴な生まれだったことはわかるが、城や村の地名ではなく、「フォーゲルヴァイデ」(鳥の放牧を意味する。ラテン語でaviarium。鳥を捕まえておくところ)という名前を名乗ったことから、上流貴族ではなかったと思われる。とはいえ、貴族ではない自由耕作者とは比べものにならない富と地位を持つ勤務貴族、あるいは大領主のつつましやかな随員であったのかも知れない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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