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ヴァルター・ヴェンク : ウィキペディア日本語版
ヴァルター・ヴェンク

ヴァルター・ヴェンクWalther Wenck1900年9月18日 - 1982年5月1日)は、ドイツ軍人。ドイツ第三帝国のみならず、枢軸国連合国両陣営を通じ第二次世界大戦で最年少の軍司令官である。大戦末期には第12軍を指揮していた。ヴェンクはドイツ軍将兵が東側ではなく、西側に降伏できるよう努力した。ヴェンクはベルリンの戦いにおいて、防衛が危機に陥った場合、重要な役目を果たすことになっていた。彼は大戦中、「少年将軍」として知られていた。
== 少年期・初期の軍歴 ==
ヴェンクはザクセン=アンハルト州ヴィッテンベルク郡に軍人の息子として生まれた。第一次世界大戦末期の1918年に陸軍士官学校に入学、従軍はしていない。ヴァイマル共和政下の1921年ドイツ国防軍に採用される直前、彼は大戦敗北で混乱するドイツ国内に組織された義勇軍のメンバーであった。1923年にミュンヘンの歩兵学校で学び、由緒ある第9歩兵連隊に配属され少尉に任官。1928年に結婚し、1930年には双子の父親となった。
自動車部隊(ヴェルサイユ条約で保有が禁止されていた戦車部隊の偽装名称)に志願し、1933年にベルリンの第3自動車大隊に転属、自動車部隊総監だったハインツ・グデーリアン中佐の知遇を得た。1934年に大尉に昇進、1935年に陸軍大学で学ぶ。翌年の卒業後、参謀本部の装甲課に勤務、同時にハンス・フォン・ゼークト元参謀総長の副官を務めた。1938年、第2装甲連隊で中隊長に任命される。1939年1月、第1装甲師団参謀。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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