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ヴァンデンバーグ空軍基地第3複合発射施設 : ウィキペディア日本語版 | ヴァンデンバーグ空軍基地第3複合発射施設
ヴァンデンバーグ空軍基地第3複合発射施設 (Vandenberg Air Force Base Space Launch Complex 3、VAFB SLC-3) はヴァンデンバーグ空軍基地の敷地内に設けられたロケット射場で、主にソーロケットおよびアトラスロケットの打ち上げが行われている。 1960年代初めに建設され、東側の SLC-3E と西側の SLC-3W の2つの射点がある。ヴァンデンバーグの海岸線は東西に延びているため、南極大陸上空を通過することなく極軌道に衛星を投入することができる。 一方、ケープ・カナベラルは海岸線が南北に延びているため通常軌道への投入に向いている。 == SLC-3E == SLC-3Eでは3回のアトラス IIASの打ち上げが行われた。最初のミッションは1999年12月18日のテラの打ち上げであり〔NASA – NSSDC – Spacecraft – Details . 〕、後の2回はアメリカ海軍広域海上監視システム衛星の打ち上げ(USA-160 と USA-173)であった〔NASA – NSSDC – Spacecraft – Details . 〕〔NASA – NSSDC – Spacecraft – Details . 〕。アトラス IIASの最終打ち上げは2003年12月2日に行われた。 2003年にはSLC-3Eをアトラス V用に改修することが発表された。改修工事の鍬入れ式は2004年1月に行われ、移動式整備塔の高さは引き上げてとされた。これにより、大型のペイロード・フェアリングを備えるアトラス V 500シリーズが整備可能になった。2004年7月にはロッキード・マーティンが固定発射プラットフォーム (Fixed Launch Platform、 FLP)の最終セグメントである第4セグメントが到着したと発表した。このセグメントは離れたフロリダ州オークヒルの工場で製作された。最大のセグメントの重量は90トンで、アメリカ大陸を横断して陸送された最大の貨物だと言われた。2005年2月には大規模工事が完了し、射場がアクティベーションチームから運用チームに引き渡された。SLC-3Eからのアトラス Vの初打ち上げは2008年3月13日 10時02分(GMT)に行われた。
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