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ヴィゾーヴニル ヴィゾーヴニル〔菅原邦城訳 シーグルズル・ノルダル『巫女の予言 エッダ詩校訂本』東海大学出版会、1993年初版第1刷、ISBN 4-486-01225-9。p.215 の表記。〕(〔〔Svipdagsmál. II. Fjölsvinnsmál(ソーフス・ブッゲ "Sæmundar Edda"(1867) の電子テキスト) 〕, 「木の蛇」の意〔山室静・米原まり子訳、キーヴィン・クロスリィ=ホランド『北欧神話物語』青土社、1992年新版第3刷(初版第1刷は1983年)、ISBN 978-4791751495。pp.203-204。〕)とは、北欧神話に登場する雄鶏である。ヴィゾープニル(〔heimskringla.no - Eddukvæði : Fjölsvinnsmál(Guðni Jónsson "Eddukvæði" の電子テキスト) 〕)、ヴィドフニル〔()などとも。 エッダ詩『フョルスヴィーズルの言葉』によると、ヴィゾーヴニルはユグドラシルの最も高い枝に留まっており、その輝く身体でユグドラシルを明るく照らしだしているという。この物語のなかでスヴィプダグルは館リュルに入るためにヴィゾーヴニルの肉が必要であることを知るが、ヴィゾーヴニルを唯一殺せる武器レーヴァテインを手に入れるためにはヴィゾーヴニルの尾羽が必要であるという、堂々巡りの謎掛けを出されることとなる。 ヴィゾーヴニルは『巫女の予言』に登場する2羽の鶏、フィアラルとグリンカムビのどちらかと同じ存在ではないか、という意見もある〔『北欧神話物語』p.319。〕〔また、『巫女の予言 エッダ詩校訂本』(pp. 215-216) によると、ソーフス・ブッゲは『巫女の予言』第42-43スタンザに登場する鶏(3羽のうちどれかは不明)が『フョルスヴィーズルの言葉』のヴィゾーヴニルに相当すると考えていた節があるという。〕。 __NOTOC__
== 脚注 ==
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