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ヴィッカース・ユーティリティ・トラクター : ウィキペディア日本語版 | ヴィッカース・ユーティリティ・トラクター
ヴィッカース・ユーティリティ・トラクター(Vickers Utility Tractor)は、戦間期にイギリスのヴィッカース=アームストロング社で開発された、軍用の小型装軌式装甲牽引車である。戦前、イギリス陸軍で使用されたほか、第二次世界大戦中にベルギー軍、オランダ領東インド軍等でも使われた。 ==開発== 1920年代から30年代にかけ、ヴィッカース・アームストロング社は、砲や弾薬トレーラー運搬用に、中戦車・軽戦車の足回りを利用した装甲牽引車「ドラゴン」を各種開発していた。ヴィッカース・ユーティリティー・トラクターは、そのさらに小型の車輌として開発された。 車体形状は後期の軽ドラゴンのほぼ縮小形で、エンジンを車体中央後部に置き、前部中央に操縦手1名が搭乗した。車体本体の上面は座った操縦手の胸の高さしかなかったが、操縦席周囲に可倒式の装甲板を取り付けたタイプもある。足回りは転輪2つをリーフスプリングで懸架、さらにこの転輪ボギーと接地式の誘導輪がアームで連結されていた。履帯は、ヴィッカース・カーデン・ロイド軽戦車系列のものが流用された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴィッカース・ユーティリティ・トラクター」の詳細全文を読む
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