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ヴィトーリア(''Vitória'')はブラジル南東部の都市。エスピリトサント州の州都。河川が海に注ぎ込む、湾の中の小島にある都市である。人口では国内14位となる。1998年、国際連合は、ヴィトーリアをブラジル国内の州都の中で第4位の『生活しやすい都市』に挙げた。 ヴィトリア、ビトリアとも表記する。 == 地理 == ヴィトーリアは、ブラジル国内にある『島に建設された州都』3つのうちの1つである(他はフロリアノーポリス、サン・ルイス)。最も発展した南東部にある。国内の大きな都市圏へ近く、飛行機で1時間ほどでリオ・デ・ジャネイロ、サンパウロ、ベロオリゾンテへ行ける。 ヴィトーリアは北をセーラ、南をヴィラ・ヴェーリャ、東を大西洋と接し、西部はカリアシカと接する。一部はレジアン・メトロポリターナ・ダ・グランジ・ヴィトーリア(Greater Vitória Metropolitan Region)という都市圏を構成する。 ヴィトーリアと都市圏を形成する区と自治体は、ヴィトーリア湾と、サンタマリア川、ブブ川、マリニョ川、アリビリ川ら河川の河口、そして小島、丘陵地帯、洞窟、マングローブ林、砂浜に囲まれている。 ヴィトーリアの区は、大陸の一部分である34の小島からなる多島海である。一帯の面積は合計で104.26平方kmで、これには最大の島ヴィトーリア島、沿岸の島々全て、河口の島々、トリンダージ、マルティン・ヴァスといった沖合の島々が含まれている。最初、この地には50の島々があった。しかしその多くは埋め立てによってヴィトーリア島の一部となった。 島にあるヴィトーリア市と本土は6つの橋でつながっている。巨大な州政府の建設計画は、いまだダルシ・カステロ・デ・メンドーサ橋またはテルセイラ橋の計画に着手している。全長3.33kmにも及ぶヴィトーリア湾の美しい眺めには、砂浜、島々、港湾、ヴィラ・ヴェーリャにあるペーニャ修道院が見え、楽しませてくれる。 地質学的には、島は大陸の延長である。海に囲まれた花崗岩の上にあり、マングローブ林と湿地に囲まれている。ヴィトーリア島の最高地点は、フォンチ・グランジ丘の308,8mで、花崗岩の露出は296mあるペドラ・ドス・オリョス、194mのサン・ベネディト丘で見られる。気候は熱帯気候で湿度が高く、月間平均最高気温は30.4℃、月間平均最低気温は24℃で、10月から1月までの間が主に激しい雨季である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴィトーリア (ブラジル)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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