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ヴィマンメク宮殿 : ウィキペディア日本語版
ウィマーンメーク宮殿[うぃまーんめーくきゅうでん]

ウィマーンメーク宮殿とは、タイ王国バンコクドゥシット区にある、宮殿群ないしはその中心となる建物のことである。宮殿群を指した場合、ウィマーンメーク宮殿は วังวิมานเมฆ (Vimanmek Palace) と呼ばれ、対して、その中心となる邸宅は พระที่นั่งวิมานเมฆ (Vimanmek Mansion) と呼ばれる。本稿では暫定的に後者を「中心の邸宅」と呼ぶ。
宮殿群は近隣のアナンタサマーコム宮殿チットラダー宮殿、その他の建築物とともにドゥシット宮殿群を形成する。
==歴史==
1900年に、国王ラーマ5世が、チョンブリー県シーチャン島にあったチュタートゥット宮殿の建物の部材を運んで、ドゥシット庭園内に再建したもので、竣工式は1901年3月27日に行なわれた。ラーマ5世は、1906年にアンポーン・サターンの新宮殿に移るまで、5年間ここに住んだ。
その後もしばらくは王室関係者の住居などになっていたが、1932年には、この建物は王室庁の倉庫として利用されるだけとなっていた。
1982年シリキット王妃の求めによりラーマ9世の勅許が下され、ウィマーンメーク宮殿は、写真類や由緒の品々などを展示してラーマ5世を顕彰する博物館として、また、タイの国家的文化遺産として公開されるべく、改装されることになった。
1983年から、ガイド付きツアーの形で内部が公開されるようになり、ウィマーンメーク宮殿は、多数の観光客が訪れる場所となっている。また、チーク材による木造建築としては世界最大の建物とされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウィマーンメーク宮殿」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vimanmek Mansion 」があります。



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