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ヴィラーマ(、)は、ブラーフミー系文字において使用される記号で、子音のあとに母音が続かないことを示す。 ヴィラーマはサンスクリットの名称であり、じっさいには言語ごとに名称が異なる。たとえばヒンディー語ではハラント()と呼ぶ〔ただし、ハラントはサンスクリットで「子音終わり」を意味する halanta (hal 「子音」、anta 「終わり」)の借用である〕。 == 概要 == デーヴァナーガリー文字などのブラーフミー系文字はアブギダであり、子音字(アクシャラ)は、何も記号をつけなければ暗黙の母音aが続くものと見なされる。したがって、語末の子音や子音連結を表すには特別の方法を用いる必要がある。 デーヴァナーガリー文字によって例を示すと、記号なしの は ka を表し、これに対して と下に記号をつけると k になる。この記号がヴィラーマである。 いっぽう、子音連結は結合文字(合字)によって表される。たとえば は para であり、pra は合字 によって表される。しかし、合字のための活字がない場合など、この場合にもヴィラーマを用いることがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴィラーマ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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