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ヴィルヘルム・フランツ・カナリス : ウィキペディア日本語版
ヴィルヘルム・カナリス

ヴィルヘルム・フランツ・カナリスWilhelm Franz Canaris, 1887年1月1日 - 1945年4月9日)は、ドイツ海軍の軍人。国防軍情報部の部長。最終階級は海軍大将ナチス党政権下におけるドイツ国の軍事諜報機関のトップとしてアドルフ・ヒトラーを補佐する一方で、ヒトラー暗殺計画を含めた反ナチス運動に関与していたことが発覚し処刑された。
== 生涯 ==

=== 生い立ち ===
1887年1月1日、ドイツ帝国プロイセン王国ドルトムント郊外のにカール・カナリスとアウグスタ・カナリス(旧姓:ポップ)夫妻の末子として生まれる。父カールはルール地方で鋼鉄産業に携わる裕福な実業家だった。カナリスの先祖はイタリアロンバルディアに居住していたギリシャ人家族の出身でありギリシャ系ドイツ人である。カナリスをギリシャの国民的英雄) の子孫とする説もあるが、実際には血縁関係はない。
1892年に一家はドイツ西部のデュッセルドルフ、同じ年にデュースブルクへと移住し、カナリスもここで育った。デュースブルクのギムナジウムに通っていた1905年4月1日に家族の反対を押し切って士官候補生として帝国海軍に入隊した。父のカールはカナリスが陸軍の騎兵隊へ入隊することを希望していた。1910年に海軍中尉に昇進した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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