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ヴィンシュルス
ヴィンシュルス(Winshluss、1970年 - )は、フランスのバンド・デシネ作家(漫画家)である。 == 概要 == 1990年代より『ジャード』『フェライユ』などの独立系小出版社の雑誌やアンソロジーに作品を寄稿し、1999年に初の単行本『スーパー・ネグラ』を発表。『ムッシュー・フェライユ』(2001年)、『デス・クラブへようこそ』(2002年)、『パット・ブーン ハッピー・エンド』(2002年)などを経て、2009年に『ピノキオ』(2008年)でアングレーム国際漫画祭 最優秀作品賞を受賞。子供らしい造形のキャラクターと下品・俗悪な展開を組み合わせるアンダーグラウンド・コミック的な作風で、ディズニーをはじめとするアメリカの過去のコミックやアニメーションを参照することも多い〔原正人 「こんなに悪そうなロボット初めて見た―― フランスの気鋭・ヴィンシュルスが描く、メタメタ黒笑漫画 」 2009年9月25日(2012年8月29日閲覧)〕〔原正人「今度はピノキオまで悪キャラに――アングレームを受賞したヴィンシュルスの傑作! 」2009年10月9日(2012年8月29日閲覧)〕。代表作『ピノキオ』は、巻頭にカルロ・コッローディの原作小説の翻案である旨が掲げられているが、幼少時にはディズニーのアニメ版『ピノキオ』に強い衝撃を受けたという〔『ピノキオ』日本語版、190-191頁(訳者解説)〕。2013年には、神話を題材にした『イン・ゴッド・ウィー・トラスト』が、アングレーム国際漫画祭のオフィシャルセレクションに選ばれている。 本名のヴァンサン・パロノー名義では、アニメーション制作にも関わっている。2007年にはマルジャン・サトラピの漫画『ペルセポリス』を原作者のサトラピと共同監督でアニメーション映画化し、同年のカンヌ映画祭で批評家賞、翌年のセザール賞で最優秀新人賞と最優秀翻案賞を受けている。2011年には、サトラピの『』をふたたび彼との共同監督で実写映画化した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴィンシュルス」の詳細全文を読む
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