翻訳と辞書
Words near each other
・ ヴィンフク省
・ ヴィンフック省
・ ヴィンフリート・クレッチュマン
・ ヴィンフリート・ツィリヒ
・ ヴィンフリート・ハッセマー
・ ヴィンフリート・レミー
・ ヴィンペル部隊
・ ヴィンメルビュー
・ ヴィンメルビー
・ ヴィンモクの地下道
ヴィンランド
・ ヴィンランドサガ
・ ヴィンランド・サガ
・ ヴィンランド・サーガ
・ ヴィンロン
・ ヴィンロン市
・ ヴィンロン省
・ ヴィンヴァイラー
・ ヴィンヴィエン島
・ ヴィン・サント


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ヴィンランド : ウィキペディア日本語版
ヴィンランド
ヴィンランド(Vinland)は、かつて存在した北アメリカの地名。ヴァイキングレイフ・エリクソンが名付けたとされる。『赤毛のエイリークルのサガ〔「赤毛のエイリークルのサガ」清水育男訳、『アイスランドのサガ』所収、菅原邦城ほか訳、東海大学出版会、2001年〕』(Saga of Eric the Red)および『グリーンランド人のサガ〔「グリーンランド人のサガ」谷口幸男訳、『サガ選集』所収、日本アイスランド学会編訳、東海大学出版会、1991年〕』(Grœnlendinga saga)にその発見と入植の物語が記されている。
==概要==

エリクソンは新たな植民地を求めて出航、1000年頃に北米大陸に上陸し、その地をヴィンランドと名付けたとされている。名の由来について、『グリーンランド人のサガ』では「ブドウ(vín)の地」と説明されているが〔「グリーンランド人のサガ」、『サガ選集』所収、119貢〕、近年は「草原(vin)の地」を意味するという説が唱えられている〔B・アルムグレン『図説 ヴァイキングの歴史』倉持不三也訳、原書房、1990年、157貢〕。正確な上陸場所は諸説あるが、現在のカナダニューファンドランド島が有力である。その他、俗説として、アメリカのニューヨーク州から、メイン州まで辿り着いたという説もある。当時の気象状況、ブドウの生産地を考証すると、エリクソンらはもっと南方まで辿り着いたのではないかとも言われている。また、正規には認められていない、北米における"ルーン文字"も出土しており、学者らの議論は続いている。
1010年ごろにはソルフィン・カルルセフニによる大規模な移住も行われヴァイキングの入植地が建設されたが、本国から距離があったこと(ニューファンドランド島説が正しければ、当時の海岸沿いの航路では、最も近い拠点であるグリーンランドまで3000km)や、アメリカ先住民スクレリング)との抗争が発生したこと、などの理由により、十年ほどで放棄されたと考えられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヴィンランド」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.