|
ヴェリエフェンディ競馬場(ヴェリエフェンディけいばじょう、 ヴェリエフェンディ・ヒポドロム)は、トルコ・イスタンブルにある競馬場。トルコ競馬の最高峰であるトルコ国内G1のガジ賞(ガジダービー)やマイル競走では欧州最高クラスの賞金総額を誇る国際G2のトプカプトロフィーなどの大競走が開催されるトルコ最大の競馬場である。 == 概要と歴史 == ヴェリエフェンディ競馬場は、イスタンブル旧市街を区切るテオドシウスの城壁南西郊外のバクルキョイ区に位置する。 もともとこの場所は丘陵の谷あいに開けた低地で、オスマン帝国のシェイヒュルイスラム(イスラム法の権威)だったヴェリユッディン・エフェンディ(、1768年没)のワクフがあった。1911年にイスタンブルで競馬を開催しようとしていたエンヴェル・パシャの調査団により競馬場の適地とされ、ただちに馬場と木製の観客席、監視塔が建設された。イスタンブルにおける競馬は開場後すぐに勃発した第一次世界大戦で中断したが、戦後には復活し、のちにトルコジョッキークラブの競馬場となった。 1968年にはアンカラで開催されていたトルコ最大の競走アタテュルク賞(現在のガジ賞)がヴェリエフェンディ競馬場で開催されるようになり、名実ともにトルコを代表する競馬場となった。 2008年からは毎年9月にマイル競走では欧州最高クラスの賞金総額であるトプカプトロフィー(国際G2)など複数の国際競走が2日間にわたって開催される国際競走フェスティバルが、2009年からは毎年7月にデットーリ、武豊ら海外のトップジョッキーを集める国際騎手招待レースが開催されており、トルコ競馬の国際化に向けた拠点にもなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴェリエフェンディ競馬場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|