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ヴェンカタ2世 : ウィキペディア日本語版
ヴェンカタ2世[う゛ぇんかた2せい]

ヴェンカタ2世テルグ語:వేంకట, タミル語:வெங்கட, Venkata II, 生年不詳 - 1614年10月)は、南インドヴィジャヤナガル王国アーラヴィードゥ朝の君主(在位:1586年 - 1614年)。本名はヴェンカタパティ・デーヴァ・ラーヤ(Venkatapati Deva Raya)という。
ヴィジャヤナガル王国最後の偉大な王でもある彼は、デカンビジャープル王国ゴールコンダ王国を撃退して、内政面でも統治に尽力し、その28年の治世の間に王国に最後の輝きを与えた。
==生涯==

===即位以前===
1565年1月、ヴェンカタの叔父にあたるラーマ・ラーヤは、デカン・スルターン朝とのターリコータの戦いで敗れて死亡した。そののち、その弟で父ティルマラ・デーヴァ・ラーヤは首都をペヌコンダに遷し、1569年トゥルヴァ朝を廃してアーラヴィードゥ朝を開いた。
ティルマラ・デーヴァ・ラーヤは即位したのち、ヴィジャヤナガル王国をアーンドラ地方カルナータカ地方タミル地方に3分割し、ヴェンカタを含む3人の息子に統治させ、彼はアーンドラ地方のチャンドラギリを統治した。
1572年に兄のシュリーランガ1世が即位すると、彼はその補佐にあたって、衰退する王国を支えた。特にこの時期、デカン・スルターン朝のビジャープル王国ゴールコンダ王国の侵入が頻繁になってきて、ヴィジャヤナガル王国の領土を奪い取っていった。
ヴェンカタが長官として統治するアーンドラ地方はゴールコンダ王国と国境を隣接する地域だったが、彼は王国に忠実だったタンジャーヴール・ナーヤカ朝の助力を得て、幾度となく戦いを交えた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヴェンカタ2世」の詳細全文を読む



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