|
ブードゥー教(ブードゥーきょう、、仏: Vaudou、海: Vodou)は、西アフリカのベナンやカリブ海の島国ハイチやアメリカ南部のニューオーリンズなどで信仰されている民間信仰。 == 概説 == 「ブードゥー(あるいは「ヴードゥー」)」という呼び方は英語で、ハイチや西アフリカではヴォドゥン(Vodun)と呼び習わされている。ヴォドゥンとは西アフリカのフォン語(Fon)で「精霊」の意味。ヴォドゥンはベナンなどの西アフリカで広く信じられており、ベナンの国教となっている。 キューバのサンテリアやブラジルのカンドンブレ、といった信仰・呪術の仲間である。もっとも近年はカリブから欧米への移民が相次いでいるため、欧米各国でも移民の一世、二世らによって信仰されている。 「宗教」と規定されることがあるが、教義や教典がなく、また宗教法人として認可された教団が皆無で、布教活動もしないため、民間信仰といった方が現状に即しているといえる。その儀式は太鼓を使ったダンスや歌、動物の生贄(いけにえ)、神が乗り移る「神懸かり」などからなる。ブードゥーを取り仕切る神官は「」(フォン語: 、)と呼ばれる。 サンテリアやカンドンブレ、アフリカの民間信仰なども含めたブードゥーならびに類似信仰の信者は、全世界で五千万人にも上るという。これはチベット仏教の三千万人を遙かにしのぐ数字である。〔ローズマリー・エレン・グィリー著 『魔女と魔術の辞典』 荒木正純・松田英訳/監訳(原書房 1996年)〕〔檀原照和著『ヴードゥー大全』(夏目書房 2006年)〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブードゥー教」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 West African Vodun 」があります。 スポンサード リンク
|