翻訳と辞書 |
ヴォルガ・タタール人[ヴぉるが たたーるじん]
ヴォルガ・タタール人(ヴォルガ・タタールじん、Идел-Урал татарлары)は、ロシアのヴォルガ川中流域(イデル=ウラル地方)に居住するテュルク系民族。ロシア連邦内にタタールスタン共和国を形成している。シベリアから東ヨーロッパにかけて分布するタタールと総称されるテュルク系諸民族の中で最大のグループであり、しばしば単に「タタール人」ともいう。タタールスタンの首都カザンに居住し、歴史的にカザン・ハン国を建てたグループを特にカザン・タタール人(Казан татарлары)ともいう。 == 概要 == ヴォルガ・タタール人は、タタールスタン共和国を中心に、ロシア連邦の各地に住む民族である。統計上の総人口はおよそ550万人で、ソ連崩壊後のロシアにおいてロシア人に次ぐ第2位の人口を有する。ただし、統計上、クリミア・タタール人以外のタタール人はみなヴォルガ・タタール人と同じ「タタール人」として計上しているためヴォルガ・タタール人単独の数値ではない。 タタールスタン共和国の人口380万人のうち、50%強がタタール人で、タタールスタンはロシア連邦の非ロシア系民族の国の中では特に高い経済力、政治的発言力を持つ有力な連邦構成主体である。 タタール人はスンナ派のムスリムを主体とする。形質的にはまったくのコーカソイドで、外見でロシア人との見分けをつけることは外国人には難しい。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴォルガ・タタール人」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|