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ㅸ 現在は使用されない古いハングル字母であり、ㅂの下にㅇを加えることで作られている。呼称はスンギョンウムピウプ(순경음 비읍、唇軽音のピウプ)もしくはカビョウンピウプ(가벼운비읍、軽いピウプ)である。唇軽音と呼ばれる音を表す字母の一つであり、他にㆄ ㅹ ㅱがあるが、朝鮮語固有の音韻表記に用いられたのはこの字母のみである。音韻変化により世祖(15世紀中葉)以降には使われなくなった。 == 音韻 == この字母は訓民正音初声体系の字母に入れられていないものの実質上、朝鮮語固有の子音を表すものとして初声に用いられた。ただし、その現れる条件が決まっており、必ず有声音と有声音の間に置かれた。その音価はであったと推定されている。 この音はその後、(すなわち오, 우)へと変化した。例えば現在の韓国の首都「서울(ソウル)」も「셔ㅸㅡㄹ(ショブル)」から変化したものである。また現代文法でㅂ不規則動詞が母音の前で/w/系の音になるのも、当時、語幹のㅂが母音に挟まれてㅸとなっていたことに由来している(곱+아→고ㅸㅏ→고와)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ㅸ」の詳細全文を読む
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