翻訳と辞書 |
ㅿ 現在は使用されない古いハングル字母である。呼称はパンチウム(반치음, 半歯音)・パンシオッ(반시옷、半歯音のシオッ)などがある。有声歯茎摩擦音の音価を持っていたと推定されている。 == 音韻 == 訓民正音初声体系では不清不濁の半歯音に分類されており、有声歯茎摩擦音を表したと推定されている。現れる条件が決まっており、必ず有声音と有声音の間で使われた。なお『訓民正音解例』終声解に終声字母としては挙げられていないが、一貫して終声として使われている。 16世紀末頃には消失したと考えられ、その多くは子音の音価を失ってㅇで表される母音から始まる音節となった。/i/ または /j/ で始まることが多い。中には/ㅈ, ㅅ/のような子音に変化した単語もある。なお現代文法で不規則動詞に母音語尾がつくと、が脱落するのは、当時、語幹のが母音に挟まれるととなっていたことに由来する。 漢字音表記では、中国語の日母に対応して使われた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ㅿ」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|