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一息ごとに一時間 : ウィキペディア日本語版
一息ごとに一時間[ひといきごとにいちじかん]

『一息ごとに一時間』 - 8人の奏者のためのコンチェルト- (:Concerto per 8 soli)作品3〔八村本人は、この楽曲を『一息ごとに一時間』と呼んでおり、『8人の奏者のためのコンチェルト』は副題として扱っているが、音楽之友社から出版された楽譜においては、『一息ごとに一時間』の表記はまったく見られず、『8人の奏者のためのコンチェルト』と表記されているのみである。この表記は、作曲者本人の意向に反したものであるという。〕は、日本作曲家八村義夫による室内楽曲(協奏曲)である。
1960年6月18日から作曲が開始され、初演と改訂を経て、1961年1月に完成した。
1962年に、この作品はローマ国際作曲コンクールに入選した。また、1963年には「音楽之友社懸賞」の入選作品となった。
== 作曲の経緯 ==
フランス詩人、マルク・アランの「一息ごとに一時間、永遠の機会を待つために息をつめるべきだ…」に始まる詩に触発されて、1960年6月1日から、1961年1月にかけて作曲された。作曲者は、編成にサクソフォーンを加えた理由として、当時モダンジャズ界において話題となっていた、オーネット・コールマンの『ロンリー・ウーマン』という曲のサクソフォーンの音色に魅了されたからであると述べている〔『ラ・フォリア』303ページ。〕。また、当時作曲者を包んでいた、表現主義音楽の暗い呪縛から脱することが出来たとも述べている〔『ラ・フォリア』316ページ。〕。
ピエール・ブーレーズの作品『ル・マルトー・サン・メートル』の影響が顕著であると言われている〔丘山万里子『作曲家・八村義夫論/4』より 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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