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一般恩寵[いっぱんおんちょう] 一般恩寵(いっぱんおんちょう、)は、キリスト教のうち改革派の神学における用語で、創造主、主権者なる神が与えられる神の恵みのうち、すべての人に与えられる恵みである。一般恩恵(いっぱんおんけい)、自然恩寵(しぜんおんちょう)、保持の恩恵(E.ブルンナー)〔『キリスト教大事典 改訂新版』85頁、教文館、昭和52年 改訂新版第四版〕とも言う。 これは、全的に堕落し相対的な善しか行えない非信仰者にも神が非救済的な恵みを与えられるという教えである。これに対して選民にのみ与えられる救済的恩寵を特別恩寵という。 プロテスタントにおいて一般恩寵は特別恩寵においてはじめて認識されるものであるとされ、自然の秩序と恩恵の秩序を階層的な二重の秩序とするカトリック教会の見方とは異なるとされる〔。 ==聖句== 『マタイの福音書』5章45節には「…天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。」(新改訳第二版から)とある。神学的には、この恩寵には人の心のなかの良心の働きなども含まれている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「一般恩寵」の詳細全文を読む
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