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いっかくじゅう座(一角獣座、Monoceros)は、星座の1つ。日本では冬に南の空に見える。固有名もついていない4等星がいくつかあるだけの目立たない星座だが、後述のばら星雲など著名な天体が属している。 == 主な天体 == === 恒星 === * α星:実視等級3.94等のG型巨星(G9III)。3.99等のγ星よりわずかに明るい。距離144光年。 * β星:実視等級3.74等(合成等級)で、いっかくじゅう座で最も明るい恒星。4.60等、5.00等、5.32等の三重星で、ウィリアム・ハーシェルによって1781年に発見され、ハーシェルは「全天で最も美しい景観の1つ」とコメントした。 * ε星:4.5等と6.5等の星からなる連星である。距離128光年。 * S星(15番星):青みを帯びた白いO型の変光星だが、その変化はあまり大きくない。NGC 2264の中心に位置する。この星は二重星でもあり、8等の伴星がある。 * U星:おうし座RV型の脈動変光星である。 * X星:SRA型の半規則型変光星である。 * V523星:SRB型の半規則型変光星である。 * V838星:2002年に出現した新星 (Nova Monocerotis 2002)。同年1月6日にアウトバーストが始まり、現在もライト・エコーの広がりが観測されている。当初は典型的な新星と考えられていたが、様々な相違点が指摘されている。距離はおよそ2万光年(6キロパーセク)と推定されている。 * プラスケット星:分光連星で、最も質量の大きい恒星の1つとして知られている。 * ロス614:29番目に近い恒星系である。距離13.3光年。近接した連星で、伴星は変光星 (V577 Mon) である。 * CoRoT-1:COROT計画において、トランジット法で最初に太陽系外惑星が発見された。いっかくじゅう座には、他にもHD 44219、HD 45652、HD 46375、HD 52265、CoRoT-4、CoRoT-5、CoRoT-7に系外惑星が発見されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「いっかくじゅう座」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Monoceros 」があります。 スポンサード リンク
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