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一酸化二窒素 : ウィキペディア日本語版
亜酸化窒素[あさんかちっそ]

亜酸化窒素(あさんかちっそ、)または、一酸化二窒素(いっさんかにちっそ)は、窒素酸化物の一種である。吸入すると陶酔効果があることから笑気ガス(しょうきガス、)とも呼ばれる。医薬品医療機器法に基づく指定薬物〔一酸化二窒素(別名:亜酸化窒素)を指定薬物に指定します 厚生労働省ホームページ〕(後述)
工業的には、燃料の発火促進に使われる。食材をムース状にする調理法のエスプーマに用いられる。医療的には笑気麻酔に用いられる。世界保健機関の必須医薬品の一覧に載せられている。
紫外線により分解されるなどして一酸化窒素を生成するため、亜酸化窒素の増加もオゾン層破壊につながる。
乱用の項にあるように、亜酸化窒素ガスの乱用が後を絶たない事から厚生労働省は2016年02月18日に医薬品医療機器法に基づき、「亜酸化窒素」を指定薬物に指定した。同月28日から医療などの目的以外に製造や販売、所持、使用することなどが禁止されることになった。〔亜酸化窒素を指定薬物に指定 2016年2月18日Yahoo!ニュース〕
== 歴史 ==
笑気は1772年イギリス人の化学者ジョゼフ・プリーストリーが発見した。亜酸化窒素を吸入すると軽く酔ったような感じになることから、当時はパーティーなどを盛り上げるために使用していた。ところが1795年、こちらもイギリス人化学者のハンフリー・デービーが亜酸化窒素に麻酔効果があることを証明し、これから笑気麻酔としての用途が開けることになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「亜酸化窒素」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nitrous oxide 」があります。



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