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一酸化窒素 : ウィキペディア日本語版
一酸化窒素[いっさんかちっそ]

一酸化窒素(いっさんかちっそ、nitric oxide)は窒素酸素からなる無機化合物で、化学式であらわすと NO酸化窒素とも呼ばれる。
常温で無色・無臭の気体に溶けにくく、空気よりやや重い。有機物の燃焼過程で生成し、酸素に触れると直ちに酸化されて二酸化窒素 NO2 になる。硝酸の製造原料。光化学スモッグ酸性雨の成因に関連する。また体内でも生成し、血管拡張作用を有する。窒素の酸化数は+2。
== 製法 ==
化学的には希硝酸を作用させたり、二酸化窒素(NO2)に(温水)を反応させることで生じる。
銅と希硝酸の反応
: \rm 3Cu + 8dilHNO_3 \longrightarrow 3Cu_2 + 2NO+4H_2O
(conc(接尾辞)はその溶液が濃いこと、dil(接頭辞) はその溶液が薄いことを表す。)
二酸化窒素と水(温水)の反応
: \rm 3NO_2 + H_2O \longrightarrow\ 2HNO_3+ NO
また、二酸化硫黄と二酸化窒素の置換反応の過程でできる。
:
\rm NO_2 + SO_2 \longrightarrow NO + SO_3


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「一酸化窒素」の詳細全文を読む



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