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一龍戦争 : ウィキペディア日本語版
一龍戦争[いちりゅうせんそう]

一龍戦争(いちりゅうせんそう)とは、自民党内の竹下派七奉行の頃から自民党分裂・自社さ連立時代にかけ、橋本龍太郎小沢一郎との間で繰り広げられた抗争である。元々橋本の父(橋本龍伍)、小沢の父(小沢佐重喜)が吉田内閣で吉田茂元首相の側近であった過去から、一説には親の代からの因縁ともいわれている。
== 竹下派の結成 ==
1985年竹下登創政会を立ち上げる(=田中派分裂)と、田中元首相が娘眞紀子を通して竹下系議員を門前払いにした。後に田中家は小沢だけ門前払いを解いたのに対し、橋本は最後まで許さなかった。
1988年リクルート事件の発覚で翌年に竹下首相が退陣し、後継首相に宇野宗佑外相が決定すると、宇野の下で橋本を幹事長に就任させ参院選を乗り切ろうとしたが、選挙結果は惨敗。開票時に橋本が「チクショー」と呟くシーンが話題となった。しかし不人気の宇野に代わり全国を遊説して回った橋本の人気は高く、ポスト宇野と囁かれたが、橋本の女性スキャンダルなどの理由で竹下派内に反対論が噴出し橋本擁立は流れる。
結局、後継首相には河本派海部俊樹が決まり、小沢は七奉行最年少ながら竹下派会長の金丸信の強い後押しで幹事長に大抜擢、橋本は大蔵大臣に就任した。この頃から「一龍戦争」が取り沙汰されるようになる。派内では橋本は竹下に、小沢は金丸に近かったことから、竹下・金丸の代理戦争という側面もあった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「一龍戦争」の詳細全文を読む



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