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七フッ化ヨウ素[ななふっかようそ]
七フッ化ヨウ素(ななフッかヨウそ、Iodine heptafluoride)またはフッ化ヨウ素(VII)(Iodine(VII) fluoride)は、化学式がIF7の無機化合物である〔Macintyre, J. E. (Ed.). (1992). ''Dictionary of Inorganic Compounds'' (Vol. 3). London: Chapman & Hall.〕〔O'Neil, Maryadele J. (Ed.). (2001). ''The Merck Index'' (13th ed.). Whitehouse Station, NJ: Merck.〕。単にフッ化ヨウ素とも呼ばれる。VSEPR理論によれば五方両錐形の分子構造をとる。分子はベリー機構のような擬似回転を受ける。無色の固体で融点は4.5℃であるが液体である温度範囲は狭く、沸点は4.77℃である。濃い蒸気は強いカビ臭を持つ。 == 合成 == 90℃の五フッ化ヨウ素(液体)にフッ素を通し、蒸気を270℃まで熱することにより合成する。生成物は、フッ素と乾燥ヨウ化パラジウム(II)またはヨウ化カリウムを交互に加えることにより、加水分解によって生じるIOF5の形成を最小限に抑えることができる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「七フッ化ヨウ素」の詳細全文を読む
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