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七羽のからす(ななわのからす、、KHM25)はグリム童話のひとつ〔Jacob and Wilheim Grimm, ''Grimm's Fairy Tales'', "SurLaLune Fairy Tale site, ''The Seven Ravens "〕。アールネ・トンプソンのタイプ・インデックスは451。 ゲオルギオス・A・メガスはグリム兄弟のそれとは異なるギリシャ語版を''Folktales of Greece''に蒐集した〔Soula Mitakidou and Anthony L. Manna, with Melpomeni Kanatsouli, ''Folktales from Greece: A Treasury of Delights'', p 42 ISBN 1-56308-908-4〕。このほかアールネ・トンプソンのタイプ・インデックスの451に分類されているものには''六羽の白鳥''、''12羽のマガモ''、''ユーディアと7人の兄弟''、''野の白鳥''、''十二人兄弟''、''鵞鳥白鳥''などがある〔Heidi Anne Heiner, "Tales Similar to The Six Swans "〕。 説話を元にしたアニメーション映画が1937年に公開された。 == あらすじ == むかし、ある農夫に7人の息子がいました。最後の最後に娘が産まれましたが、娘は病弱でした。 農夫は、息子達に娘のために水をくんでくるように言いつけました。(ドイツ語版では、娘の洗礼を行うためとされている。ギリシア語版では、息子達は癒しの泉から水をくもうとするが、焦ったあまりに水差しを水の中に落としてしまう。) 息子達がなかなか帰ってこないことに腹を立てた農夫は、子ども達は水くみを怠けて遊んでいるに違いないと思いこみ、呪いの言葉を口にしました。すると突然、息子達はカラスに姿を変えられてしまいました。 月日は流れ、娘は順調に成長しました。そしてある日、娘は兄たちを捜しに出ることにしました。 娘は、最初に太陽、次に月に助けを求めますが冷たくあしらわれます。しかし最後に頼んだ明け方の星が、きっと兄たちを見つける役に立つと、鳥の骨を渡してくれました(ドイツ語版。ギリシャ語版ではコウモリの足を渡す)。 ついに娘は兄たちがいるガラス山を見つけます。娘は門の鍵をコウモリの足を使って開けます(ドイツ版では、娘はコウモリの足を無くしてしまい、自分の指を切り落として鍵として使う)。 娘がガラス山に入ると、こびとが兄たちはしばらくしたら戻ってくると教えてくれました。娘は、カラス達の食べ物と飲み物に少し口をつけ、家から持ってきた指輪を残します。 戻ってきたカラスたちは、人間の姿に戻り、誰が食べ物に口をつけたのか考えを巡らします。そうこうしているうちに最後のカラスが器に残された指輪を見つけ、カラス達は妹が救いに来てくれたのではないかと希望を頂きます。ここで、隠れていた娘は兄たちの前に姿を現し、一緒に家に帰ります。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「七羽のからす」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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