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七ツ釜鍾乳洞[ななつがましょうにゅうどう]
七ツ釜鍾乳洞(ななつがましょうにゅうどう)は長崎県西海市西海町中浦北郷にある複数の鍾乳洞の総称。1936年に国の天然記念物に指定された(「七釜鍾乳洞」)。観光地としては一般公開されている「清水洞」を指す。 ==概要==
最長の清水洞が一般公開されている。複雑に広がった洞内は、全長1500m以上あると推定され、そのうち約250mが観光洞として整備され一般公開されている。地質は古第三紀の西彼杵層群間瀬層中の石灰質砂岩。石灰藻や二枚貝の化石を多く含んでいることから、海底が隆起した後に、地下水の侵食作用で石灰質部が空洞化したとみられる。 日本の鍾乳洞を胚胎する石灰岩層の多くは約2.5億年前の古生代後期に形成されたものが多いが、ここでは約3千万年前の新生代に形成されたとみられることから天然記念物指定された。 地学的観点から見れば新しい鍾乳洞で、鍾乳石や石筍は他の鍾乳洞と比べると発達段階ともいえる小ぶりのものが多い。 洞窟の周辺では固有種のナナツガママンネングサが発見されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「七ツ釜鍾乳洞」の詳細全文を読む
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