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万年山古墳 : ウィキペディア日本語版
万年山古墳[まんねんやまこふん]

万年山古墳(まんねんやまこふん)は、大阪府枚方市枚方上之町に所在した前方後円墳であった可能性が推定される古墳。1904年(明治37年)に銅鏡8面が出土して、古墳の存在が明らかとなった。万年寺山古墳(まんねんじやまこふん)ともいう。
== 概要==
1904年(明治37年)、小学校の運動場を拡張する地均し工事中に、土中から大きな木板が掘り出され、その上に銅鏡と鉄刀などが載せられているのが発見された。この場所は万年寺と称する寺院があったので万年寺山と称されてきたが、古墳が存在することを伝える所伝等は全くなく、寺院の他、豊臣秀吉がここに茶屋御殿などを造ったと伝えられるので、これらの為に地形が著しく改変を蒙って、古墳本来の盛土の大部分が失なわれたと見られる。また工事中も埴輪や葺石なども認められなかったという。内部構造についても詳細は不明で、出土した木板は長さ3m余り、幅30cm余り、厚さは6cmあった。断面は内側に湾曲していたことから割竹形木棺の腐朽を免れた部分が出土したと考えられる。木棺の周囲に板石などを使用していた形跡がないことから、木棺を包んだ粘土槨があった可能性が高い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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