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萬年社[まんねんしゃ] 萬年社(まんねんしゃ)とは、かつて大阪府に本社を構えていた日本最古の広告代理店の名称である。 ==概要==
1890年に元新聞記者だった高木貞衛によって広告取次業として設立。当時の地元紙「大阪毎日新聞(現:毎日新聞大阪本社)」「大阪朝日新聞(現:朝日新聞大阪本社)」と提携し、全国紙化に多大な貢献を残し、一気にその勢力を拡大。大正時代には雑誌「広告論叢」「広告年鑑」を刊行。こうした大阪での活動を足がかりに全国的企業に発展した。 しかし、晩年は東京一極集中により、関西に本社を置いていたスポンサー企業が相次いで東京に移転して経営が悪化したのに加え、それに伴う不渡りなどの影響からおよそ150億円程の負債を抱えており、行き詰った萬年社はついに1999年、自己破産を申請、109年に渡るその長い歴史に終止符を打った。 なお同社の所蔵資料は大阪市立近代美術館(建設準備室)が購入・保管しており、現在大阪メディア文化史研究会が大阪市立大学を拠点に分析作業を進めている〔萬年社コレクション 調査研究プロジェクト 〕。 また、大阪市中央区に所在していた本社ビルはディスカウントストアのジャパン(スギホールディングス傘下)が買い取り、スギホールディングスに吸収合併される迄同社の本社としていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「萬年社」の詳細全文を読む
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