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万年通宝[まんねんつうほう]
万年通宝(萬年通寳、まんねんつうほう)は、760年(天平宝字4年)に、日本で鋳造、発行された銭貨である。皇朝十二銭のひとつ。 直径24mmから25mm前後の円形で、中央には正方形の孔が開いている。銭文(貨幣に記された文字)は、時計回りに回読で萬年通寳と表記されている。裏は無紋である。量目(重量)3gから4g程度の青銅鋳造貨である。 708年(和銅元年)以来50年以上通用していた和同開珎に替わる通貨として発行されたが、万年通宝1枚に対し和同開珎10枚の交換比率が設定されたため、貨幣流通が混乱した。不評のためかわずか5年で鋳造は中止された。 このとき同時に金銭開基勝宝、銀銭太平元宝も同時に発行された。その交換比率は金銭1に対し銀銭10、銀銭1に対し万年通宝10であったが、これらの発行は流通させることを目的としていなかったといわれる。銀銭に至っては現存しない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「万年通宝」の詳細全文を読む
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