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万延小判[まんえんこばん]
万延小判(まんえんこばん)とは万延元年4月9日(1860年5月29日)から鋳造が始まり翌4月10日(5月30日)より通用開始された一両としての額面を持つ小判である。新小判(しんこばん)あるいは雛小判(ひなこばん)とも呼ばれる。また万延小判および万延一分判を総称して万延金(まんえんきん)と呼ぶ。 == 概要 == 表面には鏨(たがね)による茣蓙目が刻まれ、上下に桐紋を囲む扇枠、中央上部に「壹」下部に「光次(花押)」の極印、裏面は中央に花押、下部の左端に小判師の験極印、吹所の験極印が打たれ、年代印は慶長小判と同様に打たれていないが、量目が非常に小さく小型のものであるため、他の小判との区別は容易なものとなっている。 特製の献上小判も作成され、この小判師の験極印、吹所の験極印は意図的に「大」「吉」が打たれている〔瀧澤武雄,西脇康『日本史小百科「貨幣」』東京堂出版、1999年〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「万延小判」の詳細全文を読む
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