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エイプリルフール()とは、毎年4月1日には嘘をついても良いという風習のことである。4月1日の正午までに限るとも言い伝えられている〔KIDPROJ MCC: April Fools Day // April Fools Day - Several countries 〕〔岩波書店『広辞苑 第五版』〕。英語の"April Fool"は、4月1日に騙された人を指す。 エイプリルフールは、日本語では直訳で「四月馬鹿」〔岩波書店『広辞苑 第六版』〕、漢語的表現では「万愚節」または「愚人節」、フランス語では「プワソン・ダヴリル」( 四月の魚)と呼ばれる。 == 起源 == エイプリルフールの起源は全く不明である。すなわち、いつ、どこでエイプリルフールの習慣が始まったかはわかっていない。有力とされる起源説を以下に挙げるが、いずれも確証がないことから、仮説の域を出ていない。 その昔、ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していたが1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用した。これに反発した人々が、4月1日を「嘘の新年」とし、馬鹿騒ぎをはじめた〔PHP研究所 『今日は何の日 話のネタ365日』、p.67〕。(これ以降は嘘の起源と思われる)しかし、シャルル9世はこの事態に対して非常に憤慨し、町で「嘘の新年」を祝っていた人々を逮捕し、片っ端から処刑してしまう。処刑された人々の中には、まだ13歳だった少女までもが含まれていた。フランスの人々は、この事件に非常にショックを受け、フランス王への抗議と、この事件を忘れないために、その後も毎年4月1日になると盛大に「嘘の新年」を祝うようになっていった。これがエイプリルフールの始まりである。そして13歳という若さで処刑された少女への哀悼の意を表して、1564年から13年ごとに「嘘の嘘の新年」を祝い、その日を一日中全く嘘をついてはいけない日とするという風習も生まれた。その後、エイプリルフールは世界中に広まり、ポピュラーとなったが、「嘘の嘘の新年」は次第に人々の記憶から消えていった。 インドで悟りの修行は、春分から3月末まで行われていたが、すぐに迷いが生じることから、4月1日を「揶揄節」と呼んでからかったことによるとする説もある〔。 イングランドの王政復古の記念祭であるオークアップルデー(:en:Oak Apple Day)に由来を求める説がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エイプリルフール」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 April Fools' Day 」があります。 スポンサード リンク
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