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丈六寺 : ウィキペディア日本語版
丈六寺[じょうろくじ]

丈六寺(じょうろくじ)は徳島県徳島市丈六町丈領に所在する曹洞宗の寺院。山号は瑞麟山。詳しくは瑞麟山 慈雲院 丈六寺という。
本尊は釈迦如来(本堂)と聖観世音菩薩(観音堂)〔『全国寺院名鑑 中国・四国・九州・海外』(史学センター、1969)には、本尊は「釈迦牟尼 聖観世音菩薩」とある。〕。寺号は丈六仏〔仏の身長が一丈六尺(約4.8メートル)あったとの伝承により、立像で法量4.8メートル、坐像ではその半分の2.4メートルの像を丈六仏と称する。〕の観音像を安置することに由来する。
徳島県内の寺院の中では文化財が多く阿波法隆寺とも呼ばれる。阿波秩父観音霊場第24番札所。
== 歴史 ==
寺伝によれば、寺の歴史は白雉元年(650年)に関東地方よりたどり着いた尼僧が、この地に庵を構えたことに始まると伝えられている。室町時代中期の長享延徳年間頃(1487年1491年)、阿波国三河国讃岐国守護大名細川成之金岡用兼を招聘し宗派を曹洞宗に改めて中興開山し、伽藍を整備した。
江戸時代になると、徳島藩蜂須賀家歴代藩主が庇護し寺院を整備した。
境内には細川成之・持隆真之の墓がある。また、蜂須賀家重臣の墓も多く、家老の稲田家・山田家、中老の里見家・生駒家、奉行等の墓も見られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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