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三ヨウ化タリウム(I) : ウィキペディア日本語版 | 三ヨウ化物[さんようかぶつ]
三ヨウ化物(さんヨウかぶつ、)は、主に3つのヨウ素原子による多原子アニオン、三ヨウ化物イオン (I3-) を含む塩を意味する。例えば三ヨウ化ナトリウム、三ヨウ化アンモニウムがこれに含まれ、これらにはそれぞれ対応する(モノ)ヨウ化物が存在する。この他の化合物、三ヨウ化窒素、三ヨウ化リン、三ヨウ化アンチモン、そして三ヨウ化ガリウムなどは、ヨウ素原子同士が結合しておらず、三ヨウ化物イオンを形成しない。タリウムはヨウ化タリウム(III)が発見されないため三ヨウ化タリウム(I)と表される。 == 三ヨウ化物イオン == 三ヨウ化物イオンはいくつか存在するものの中で最もシンプルなポリヨウ化物である。溶液中では低濃度だと黄色、高濃度だと茶色を呈する。三ヨウ化物イオンは、そのヨウ素デンプン反応の青紫色の呈色の原因でもある。ヨウ化物はデンプンと反応しないし、ヨウ素の無極性溶媒溶液とも反応しない。 複方ヨード・グリセリンにはより多くのヨウ素を溶解させるためにヨウ化カリウムを含んでいる。また、ヨードチンキにもかなりの量の三ヨウ化物イオンが含まれている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三ヨウ化物」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Triiodide 」があります。
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