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三井住友海上火災保険 : ウィキペディア日本語版
三井住友海上火災保険[みついすみともかいじょうかさいほけん]

三井住友海上火災保険株式会社(みついすみともかいじょうかさいほけん、〔「概要」『会社概要/会社情報/三井住友海上 』三井住友海上火災保険、2009年3月31日。〕)は、日本損害保険会社である。MS&ADインシュアランスグループ傘下、子会社の中核企業の一つである。
略称は三井住友海上みついすみともかいじょう)。証券界では三住海上(さんすみかいじょう)が上場銘柄としての略称として使われていた〔「三井住友」は三井住友フィナンシャルグループの略称として使われている。〕。この略称は、2008年平成20年)4月に設立された持株会社の三井住友海上グループホールディングスが東証の上場銘柄の略称として引き継いでいたが、同社は2010年(平成22年)4月にMS&ADインシュアランスグループホールディングスに商号変更されている。
== 概要 ==
熾烈な業界3位争い〔損害保険業界は長年、業界首位が旧東京海上(現東京海上日動)、2位は旧安田火災(現損保ジャパン日本興亜)で、大正海上→三井海上と住友海上が3位争いを繰り広げるという構図が続いていた。〕を繰り広げ、お互いに強烈なライバル意識を持っていた三井海上・住友海上がメインバンクさくら銀行〔旧三井銀行と旧太陽神戸銀行の合併行で三井グループに属した。〕、住友銀行)の合併の影響によって合併に至った。なお、存続会社は三井海上火災保険株式会社。本社は中央区新川の旧住友海上本社に設置。2013年10月に神田駿河台の旧三井海上本社ビルを改築するとともにビル1棟を新築し、旧住友海上本社と旧三井海上本社に分かれている本社機能を統合、本社所在地も同地に移転。
合併後の現在は保険料収入1兆4928億円(2007決算)で、東京海上ホールディングスの2兆1486億円に続き、1兆3866億円の損害保険ジャパン(現・損害保険ジャパン日本興亜)と激しい2位争いを展開していた。2010年(平成22年)4月にはMS&ADインシュアランスグループとして、あいおい損害保険及びニッセイ同和損害保険(2社は同年10月に合併し、あいおいニッセイ同和損害保険に改称)と経営統合した。なお2014年9月の損保ジャパンと日本興亜損保の合併により、現在は単体では業界3位となっている。
合併後、旧住友海上出身者(植村裕之)→旧大正海上出身者(江頭敏明)→旧住友海上出身者(現会長の柄澤康喜)→旧大正海上出身者(現職の原典之)と、社長ポストはいわゆるたすきがけ人事となっている。2012年6月時点で、江頭がMS&ADの社長と当社の代表権のある会長を兼務、柄澤が当社の社長とMS&ADの代表権のある執行役員(社長補佐担当)を兼任している。
2013年10月からはあいおいニッセイ同和損害保険や三井住友海上あいおい生命保険との間で機能別再編が行われている。機能別再編により、当社は国内外を問わずグローバルな保険・金融サービス事業を担う事業会社となる〔三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社および三井住友海上あいおい生命保険株式会社の機能別再編について - 4社連名によるリリース(配信元:三井住友海上火災保険) 2013年9月27日(2014年12月30日閲覧)〕。
三井と住友の企業が合併した場合の慣例として、日本社名は「三井住友」英社名は「Sumitomo Mitsui」になるのが慣例であるが、三井住友海上の場合はなぜか英社名も頭がMitsuiになっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「三井住友海上火災保険」の詳細全文を読む



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