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三井化学岩国大竹工場爆発事故(みついかがくいわくにおおたけこうじょうばくはつじこ)は、2012年4月22日に山口県和木町で発生したプラント爆発事故。構内の社員1名が死亡、地域住民を含む22名が負傷し、近隣地域の家屋484軒に損傷をもたらした〔岩国大竹工場における爆発・火災事故について(第7報)2012年5月2日 三井化学株式会社 〕。 == 概要 == 事故現場は山口県玖珂郡和木町和木六丁目の三井化学岩国大竹工場。同工場は、日本で最初につくられた総合石油化学工場(石油化学コンビナート)であり、小瀬川を挟んで山口県岩国市、和木町、広島県大竹市の3市町にまたがって立地している〔三井化学公式サイトホーム> 会社情報> 国内拠点> 岩国大竹工場 〕。 2012年4月22日午前2時15分ごろ、タイヤの接着剤の原料などに使われるレゾルシン製造プラントが爆発し、火災が発生。プラントに隣接する設備や配管なども延焼し、午前8時5分ごろ同じプラントのタンクが再び爆発したのち、同日午後5時15分に鎮火した。 爆発による衝撃波で近隣地域の建物のガラスが割れるなどの被害をもたらし、轟音が廿日市市や広島市にまで届いた。爆発と同時刻に地震が発生、和木町、岩国市、大竹市では、いずれも午前2時15分台に震度1が観測された〔三井化学爆発、岩国で震度1 中国新聞、2012年4月26日〕。 現場付近で22歳の同社社員が遺体で発見され、構内で作業員ら計11人が重軽傷を負った。3市町にわたる周辺住民11人が割れた窓ガラスで切り傷を負うなどした。 工場の敷地内には過去に触媒に含有されていた(現在は取り扱いはなし)劣化ウランが200リットルドラム缶で3379本貯蔵されていた。貯蔵倉庫の窓ガラスが一部割れたが、同社は「ドラム缶に影響はなく、測定した放射線量も爆発前と変わらない」としている。〔三井化学で爆発 1人死亡<動画あり> 中国新聞、2012年4月23日〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三井化学岩国大竹工場爆発事故」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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