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三八年式実包 : ウィキペディア日本語版
三八年式実包[さんはちしきじっぽう]

三八式実包(さんはちしきじっぽう)とは、大日本帝国陸軍によって開発された6.5mm小銃弾である。三八式歩兵銃などの火器で使用された。三十年式実包を尖頭銃弾に改良したものであり、三十年式実包とは完全に互換性があった。
== 概要 ==
本実包は1906年(明治39年)より陸軍技術審査部において研究を行ない、1907年(明治40年)9月に制定、1913年(大正2年)2月に改正された。最大の特徴は、日本初の尖頭銃弾(「四〇式銃弾」と呼称)という点である。以前採用していた三十年式歩兵銃の円頭銃弾と比較して、骨部に命中した際、貫通力が優れるため、大きな骨創を与えることができた。ただし、肉部への損傷は比較的小さく、不殺銃弾ともよばれる。また、三十年式実包よりも弾丸重量を減らし、装薬を増量することで、より初速を高めていた。開発にあたり、三八式実包はドイツ1903年に採用されたS弾の影響を受けている〔技術審査部『小銃弾薬筒改正の件』〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「三八年式実包」の詳細全文を読む



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