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三六式無線機[さんろくしきむせんき] 三六式無線機(さんろくしきむせんき、公式名称は三六式無線電信機)とは日本海軍が日露戦争当時以降使用した無線機である。三四式に次いで制式採用された日本海軍で二代目の実用無線機である。1903年(明治36年)に採用された。 採用後直ちに戦艦(「三笠」など)や巡洋艦等大型艦艇より順次搭載され、日本海海戦までに仮装巡洋艦も含む駆逐艦以上全艦艇に装備された。 ==開発の経緯== 三四式無線電信機は70海里の通信が可能である事が確認されたが、当時の艦隊行動範囲から80海里の通信を可能にする必要があった事と、使用しているインダクションコイルという部品が当時の日本では量産が出来なかった為、価格や保守の観点から可能な限り国産部品のみで構成する事が望ましいと考えられ、改良が検討された。 結果として、性能面で独シーメンス社のリレーを採用するといった改良が加えられた事や、調達面で安中電機製作所(現アンリツ)がインダクションコイルの国産化に成功し、200海里の通信と部品の安定供給が可能となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三六式無線機」の詳細全文を読む
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