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三冠ヘビー級王座(さんかんヘビーきゅうおうざ)は、PWFが管理する全日本プロレスのフラッグシップタイトル。初期は三冠統一王座と称していた。 == 概要 == 三冠ヘビー級王座とはPWFヘビー級王座、インターナショナル・ヘビー級王座、ユナイテッド・ナショナル・ヘビー級王座(UN王座)の統一王座。全日本プロレスを象徴する、同団体で最も権威のあるタイトルとされている。 インターナショナル・ヘビー級王座は力道山が創設した日本プロレスに於いて、力道山とジャイアント馬場が保持し、ユナイテッド・ナショナル・ヘビー級王座はアントニオ猪木と坂口征二が保持してそれぞれ腰に巻いた歴史的なチャンピオンベルトである。日本プロレスが崩壊したことを受け、紆余曲折を経てインター王座とUN王座のベルトは全日本が受け継ぐ事となった。 一方、PWFヘビー級王座は馬場が全日本を旗揚げした際に、力道山(百田)家から初代インターナショナルヘビー級王座チャンピオンベルト(通称力道山ベルト)の寄贈を受けたことを契機に、世界ヘビー級王座として新設されたもので、全日本のシンボル王座としてその名を高めた。これら歴史的経緯の違う三つのタイトルを、全日本プロレスでの管理上からまとめた統一王座である。 統一後は、「三冠王座」と言うものの、三つの王座それぞれでタイトル戦が行われることはなく、新日本プロレスのIWGPヘビー級王座、プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王座と同様に、全日本の象徴のタイトルとして位置づけられている。見方を変えればひとつのベルトだとも言える。 統一直後には、選手権試合宣言にて「NWAが認可し、PWFが認定する三冠統一選手権試合」としていたが、1990年代前半からは、NWAの衰退に伴い馬場がNWA第一副会長を辞任したことによって認可が解け、「PWFが認定する三冠ヘビー級選手権試合」に変更された。 三冠ヘビー級チャンピオンは三冠王者とも呼ばれ、これに加え世界タッグ王座(インターナショナル・タッグ王座とPWF世界タッグ王座)を獲得した者は五冠王者と呼ばれる。ちなみに三沢光晴は1999年にアジアタッグ王座を含め六冠王に輝いている。また、2005年に小島聡が三冠王座とともに新日本プロレスの至宝であるIWGPヘビー級王座を獲得した際にも、合わせて四冠王者と呼ばれていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三冠ヘビー級王座」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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