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三助[さんすけ]
三助(さんすけ)とは、日本の銭湯における被用者の役職の一つで、利用客に対し直接的・間接的なサービスを提供する従業員のことである。 == 語源について == 三助の語源は、銭湯で「釜焚き」「湯加減の調整」「番台業務」の「三」つの役を「助」けた(兼務した)ことからこう呼ばれた。このほか、浴場内で垢すりや髪すき等のサービスを提供する場合もあり、この役割が強調され「三助」=「浴場内での客へのサービス」というイメージが一般化された。また異説として奈良時代の聖武天皇の后、光明皇后は、天然痘が猛威を振るったとき(ハンセン病という説もあり)、浴室(現在のサウナに近い)を建設し、自ら患者の治療に献身した。このとき三人の典侍が皇后を助けた。彼らは「三典(サンスケ)」と呼ばれ、これが後の「三助」の語の由来になったともいう〔浜野卓也『光明皇后』さ・え・ら書房、1981年 ISBN 978-4-378-02103-4〕。また江戸時代において広く下男・小者などの奉公人のことを三助と形容することもあった〔大辞泉〕。他に三はもともと爨(飯盒炊さんの"さん")で、「釜を炊く者」の意味であり、「おさんどん」の"さん"も同源だとする説もある〔三田村鳶魚『江戸の女』青蛙房〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三助」の詳細全文を読む
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