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三十七菩提分法 : ウィキペディア日本語版
三十七道品[さんじゅうしちどうぽん]
三十七道品(さんじゅうしちどうぽん)とは,大般涅槃経中阿含経などに説かれた、仏教で、悟りに至るための三十七の修行法のこと。「道品」とは修行項目のことで「菩提分法」(ぼだいぶんぽう、, ボーディパッキヤー・ダンマー)とも言う。
四念住四正断四神足五根五力七覚支八正道の七科に分かれる。
== 概要 ==
三十七道品とは言うものの、各々別々に説かれた内容(七科)をひとまとめにし、その各項目を合計して総称しただけのものなので、内容的には重複している部分も多く、特に後の五科は概ね同じ内容を表している。
しかし、例えばパーリ語経典長部の『大般涅槃経』では、死期が迫っていることをアーナンダに告げた釈迦が、ヴェーサーリー周辺の修行僧たちを講堂に集めさせ、「清浄な行いが長く続くため、多くの人々の利益・幸福のため、多くの人々を憐れむため、人々と神々の幸福・利益のため」に、自分が知って説示してきた、そして、今後もよく保ち、実践・実修すべき「法」として、この七科三十七道品を(いわば遺言として)挙げた〔『ブッダ最後の旅 大パリニッバーナ経』 中村元 岩波文庫 第3章50-51 pp. 100-102〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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