翻訳と辞書
Words near each other
・ 三十六人撰
・ 三十六字母
・ 三十六支
・ 三十六歌仙
・ 三十六歌仙 (曖昧さ回避)
・ 三十六計
・ 三十六貝歌合
・ 三十四丁目の奇跡
・ 三十四丁目の奇蹟
・ 三十四銀行
三十年式実包
・ 三十年式歩兵銃
・ 三十年式銃剣
・ 三十年戦争
・ 三十戸
・ 三十日
・ 三十日そば
・ 三十日は九月
・ 三十棺桶島
・ 三十槌橋


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

三十年式実包 : ウィキペディア日本語版
三十年式実包[さんじゅうねんしきじっぽう]

三十年式実包(さんじゅうねんしきじっぽう)とは、1897年村田銃用の8mm×52弾に代わる新しい小銃弾薬として、三十年式小銃と共に採用された6.5mm×50 セミリムド弾薬である。
弾頭は円頭型(蛋形)である。コサック騎兵の騎兵突撃を粉砕できる、軽量小口径の銃弾である。三十年式実包が開発されるまでは、騎兵突撃の破砕には7.7mm以上の口径が必要とされたが、軽量の円頭弾を高初速で発射することで、技術的克服に成功した。これにより、小柄な日本兵がロシア軍騎馬と戦い勝算を得ることに自信をもったと伝えられる。
== 性能 ==
初期の三十年式実包は、2.07gの小銃用無煙火薬で10.5gの弾頭を発射した〔陸軍省『教育総監部 30年式歩兵銃及騎銃保存法(2)』〕。三十年式歩兵銃から射出された弾丸は初速700m/sを発揮した〔佐山二郎『小銃 拳銃 機関銃入門』439頁。〕。
三八式歩兵銃の制式化に伴い、尖頭弾化された三八式実包が採用された。これは2.15gの無煙小銃薬を用い、9gの弾頭を初速770m/sで発射するようになった。
同時期の世界各国の6.5mmクラスの実包では、イタリアのカルカノ弾(6.5mm×52)、スウェーデンのスウェーディッシュ・モーゼル弾(6.5mm×55)、オーストリアのマンリッヘル弾(6.5mm×54)などがある。三十年式実包はこの内のイタリアの物に影響を受けたとされる説がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「三十年式実包」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.