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三和グループ[さんわぐるーぷ]
三和グループ（さんわグループ）は旧鴻池財閥と旧山口財閥が戦後財閥解体により再編し出来た企業グループである。
== 概要 ==
旧財閥系企業は戦後企業集団という新しい形で再結集した〔『講和から高度成長へ』、91頁。〕。旧財閥のうち戦前の財閥時代から金融・産業両部門において殆どあらゆる分野に傘下企業を持っていた三井・三菱・住友の三大財閥はほぼそのままの形で企業集団として再結集した〔但し戦前の財閥と異なりピラミッド型のコンツェルンではない。〕〔『講和から高度成長へ』、93頁。〕。だが三大財閥以外に金融部門を中心とした財閥や特定の産業部門を中心とした財閥も多数存在し〔、総合財閥でないこれらの財閥は銀行を中心とした金融系列に基づく企業集団を形成した〔『講和から高度成長へ』、93-94頁。〕。これらの融資系列を母体として登場した企業グループが芙蓉グループ・第一勧銀グループと本項目で述べる三和グループである〔『講和から高度成長へ』、94頁。〕。中核企業の三和銀行は鴻池財閥の中核企業である鴻池銀行・山口財閥の中核企業である山口銀行・第三十四国立銀行の流れを汲む三十四銀行が合併して誕生した銀行であり、三和グループは三和銀行を中心として結成されたグループである三水会の加盟企業・みどり会の加盟企業・クローバー会の加盟企業から構成される企業グループである。三水会は三和グループの社長会であり〔 - 同志社大学学術情報検索システム内にあるページ。筆者は経済学者の田中彰。〕、みどり会は法人化されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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