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三大秘法(さんだいひほう)とは、日蓮が説いた、末法の人々を救うための根本となる教えで、 * 本門の本尊 - 大曼荼羅(十界曼荼羅) * 本門の戒壇 - (特定の場所ではなく、最勝の地を選んで建立すべし(『三大秘法抄』〔『三大秘法禀承事』のこと〕)とする) * 本門の題目 - 久遠実成の釈尊の功徳全てが収められた南無妙法蓮華経 の3つからなる。 == 記述 == 日蓮が残した文書のうち「三大秘法」という単語が出てくる記述は、以下の通り。 * 「其故は寿量品の事の一念三千の三大秘法を成就せる事此経文なり」(『義浄房御書』) * 「雖然三大秘法其体如何。」(『三大秘法禀承事』) * 「此三大秘法は二千余年の当初、地涌千界の上首として、日蓮慥に自教主大覚世尊口決相承せし也。」〔には、「〔略〕口決せし相承なり」とある。〕 (『三大秘法禀承事』) * 「法華経を諸仏出世の一大事と説せ給て候は、此三大秘法を含たる経にて渡らせ給へばなり。」(上に同じ) 日蓮が残した文書のうち「三大秘法」に関する記述は、以下の通り(上述の文書を除く)。 * 「本門寿量品の三大事とは是也。」(『四条金吾殿御返事』) * 「天台・伝教宣之 本門本尊与四菩薩戒壇南無妙法蓮華経五字残之。」(『法華行者値難事』) * 「答曰 本門本尊与戒壇与題目五字也。」(『法華取要抄』) * 「如是乱国土後 出現上行等聖人 本門三法門建立之 一四天四海一同妙法蓮華経広宣流布無疑者歟。」(『法華取要抄』) * 「答云、一は日本乃至一閻浮提一同に本門の教主釈尊を本尊とすべし。〔略〕二には本門の戒壇。三には〔略〕南無妙法蓮華経と唱べし。」(『報恩抄』) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三大秘法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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