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三式砲戦車 : ウィキペディア日本語版
三式砲戦車[さんしきほうせんしゃ ほに]

三式砲戦車 ホニIII(さんしきほうせんしゃ ホニIII)は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍砲戦車対戦車自走砲)。
== 概要 ==
ホニIIIホニIII車) は、一式砲戦車 ホニI(ホニI車)に対して出された改良案から1943年(昭和18年)より「七糎半砲戦車(甲)」(同時期に開発されていた試製新砲戦車(甲) ホリとは別車輌)として開発された。当初より対戦車戦闘を主眼において開発された日本初の砲戦車で、本土決戦時には三式中戦車 チヌ(チヌ車)と共に運用することになっていた。
車体は九七式中戦車 チハ(チハ車)のものを流用したが、車体左前方に装備されていた九七式車載重機関銃は撤去されている。一式砲戦車とは異なり密閉式の戦闘室を七角形に設けており、戦闘室は大型化して両端が少しはみ出ている。一見すると砲塔の様にも見えるが、固定戦闘室なので旋回はしない。
主砲は三式中戦車と同じく、九〇式野砲を改造した三式七糎半戦車砲(38口径、75mm砲)を搭載していた。
1944年(昭和19年)から量産が開始され、約60から100輌(諸説あり)が生産されたものの、一式砲戦車と異なり本土決戦のために温存されたため実戦には参加しなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「三式砲戦車」の詳細全文を読む



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