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三月うさぎ : ウィキペディア日本語版
三月ウサギ[さんがつうさぎ]

三月ウサギ(さんがつウサギ、 )は、ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』に登場するノウサギのキャラクター。帽子屋眠りネズミとともに自宅の前で「狂ったお茶会」を開いており、お茶会に加わったアリスをおかしな言動で翻弄する。チェシャ猫から帽子屋とともに「気が狂っている」と評される三月ウサギは、「三月のウサギのように気が狂っている」という英語の言い回しから生み出されたキャラクターである。
== 作中の描写 ==
第6章「豚とコショウ」にてチェシャ猫からはじめて言及される。ここでチェシャ猫はアリスに帽子屋と三月ウサギの家へ行く道をそれぞれ教えつつ、どちらも気が狂っていると話す。それに対してアリスは「いまは五月だから、三月ほどに気は狂っていないはず」と考えて三月ウサギへ行く道を選ぶが、次章「狂ったお茶会」では、三月ウサギの家の前で終わらないお茶会を開いている三月ウサギ、帽子屋、眠りネズミと会することになる。このお茶会に加わったアリスに対して、三月ウサギはありもしないワインを勧めたり、帽子屋や眠りネズミの話に茶々を入れたり、まだ一杯も飲んでいないアリスに対して「もっとお茶を飲みな」と勧めたりしてアリスをいらだたせる。この場面の最後には、三月ウサギは帽子屋といっしょになって眠りネズミをティーポットに詰め込もうとする。第11章「誰がタルトを盗んだ?」では、ハートの女王のタルトを盗んだ容疑をかけられたハートのジャックの裁判にて、証人として呼ばれた帽子屋、眠りネズミとともに再登場し、ほとんど意味をなさない帽子屋の証言に対して横から訂正したり否認したりする。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「三月ウサギ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 March Hare 」があります。



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